初めまして。ZUCCOTTOのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回の担当はZUCCOTTOのマコトです。今回は私の自己紹介を書いてみたいと思います。
私はZUCCOTTO唯一の男性スタッフとして販売員をしています。
お店が開く前やお客様がいない時などは、工場で靴づくりをしたり、小物づくりをしたり、また経理っぽいことや営業っぽいこと、革などの資材部材の発注管理をしています。
工場が忙しい時など一日の半分以上を工場で過ごすこともあり、ZUCCOTTOでは一番靴を作ることに関わっているかもしれません。
靴づくりはたくさんの工程がありそれぞれの職人が各担当を持ち分業しています。例えば一枚の革を靴になる用、各パーツに裁断していく人、ヒールを打つ人、靴底を貼る人、革を立体の靴の形になる用成型する人、出来上がった靴を磨き、掃除をして仕上げる人などです。そのため各担当は専門性の高い作業になり、各担当職人が必要になります。私は仕事柄色々な作業にちょっとずつかかわる形で作業をしています。元来スペシャリストというよりユーティリティプレイヤーな人間なのでいろいろな所をいっちょかみしていく今の働き方は合っていると思っています。
いろいろやっている僕ですがその中でも特に好きな作業はアッパーの作成で、特に職人感が強く、アッパー職人は甲革師や製甲師とよばれます。
アッパーというのは靴の上側、革で出来ていて足を包み込む部分です。裁断師が抜き型という刃型と裁断機を使用して型どおりに裁断した革を漉いたり貼ったり縫ったり切ったりしています。デザインによっての違いや革によっての違いはもちろんありますが、革一枚一枚、部分部分の違いもあるので同じやり方でうまくいく事はなく、毎回が初めましてです。小さな工夫を積み重ねて出来上がる靴にはとても愛着がわきます。店舗にあるミシンは僕専用のミシンで、店番をしながら時々ミシンをかけていますのでお時間あれば覗いてみてください。興味のある方には体験もして頂けます。
いつか靴づくりについてそのあたりをより詳しくご紹介できればと思います。
工場にいる事も多い僕ですが、お店で販売員として接客もしています。工場での靴づくりはものに向き合う作業ですが、接客は人と向き合う仕事です。どんな靴が欲しいのか、どんな場面で使いたいのか、どんなコーディネートで合わせたいのか、色々と話を聞きながら靴を試着してもらい、一番気持ちのいい靴を選んでもらう。そんな仕事がとても好きです。
男性スタッフですので男性のお客様のご案内も多いのですが、女性のお客様にもご案内をしています。実際に履いたことのある靴はありませんのでその分履いているスタッフやお客様の声は他のスタッフよりもしっかり聞き、情報として集めることが自然と身についていています。また作っている人間の視点や設計についてはより詳しいと自負しているので聞きたいこと等安心して聞いて頂ければと思います。
長々となりましたが、僕もちょこちょこブログは書いていきます。工場の様子や靴づくりの紹介、あまりないかもしれませんが、OEMについて等僕ならではの記事になりますので楽しみにお待ちください。